お知らせとご報告

 
吉野志穂を応援してくださっている皆様に、ご報告申し上げます。
さくら出版から流出した私の原稿は、現在は行方不明となっております。

2003年、『さくら出版』という出版社に預けられていた漫画家の生原稿が、何者かの手により大量に古書店『まんだらけ』に持ち込まれ、売却されるという事件が起こりました。
現在、被害を受けた多くの漫画家が、自分の原稿を自分で買い取ったり、オークションに出された自分の原稿を自分で落札したりしています。
古書店に販売をストップさせることも現在の法律では不可能だということで、今こうしている間にも、生原稿は売買されている状況です。

私、吉野志穂も、1995年から1996年にかけて、雑誌『パインナップリン』と『アンクレット』に、作品を掲載していただきました。
その後、原稿はほとんど返却していただき、単行本に収録されておりますが、一本だけ回収を忘れていた『夢の奴隷』(パインナップリン1996年9月増刊号掲載)という作品が、まんだらけさんに流れてしまいました。
すぐに電話で連絡を取ったのですが、残念なことにすでに商品として売却された後でした。
昔の原稿なので、絵も稚拙で(今もヘタですが)恥ずかしいのですが、もはや打つ手がありません。

吉野志穂の『夢の奴隷』をお買い上げになった方、もしもこのページをごらんになっていらっしゃいましたら、お願いがございます。
コレクションなどにされていらっしゃる場合は、どうか、大切にしてやってください。
そして、もしも廃棄するような状況になりましたら、こちらで買い取らせていただきますので、ご一報ください。

この件に関して心配してくださった方、いろいろご迷惑をおかけしました。
ありがとうございました。

2003年6月 吉野志穂

 


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